ついに「私とギター」の話

 私がギターの虜になったのは,小学生の高学年の時でした。40年以上前の古き時代のことですが,兄の友達がギター片手に私の家に遊びに来た時のことを今でも鮮明に覚えています。

 兄の友達が持ってきたギターは,アコースティックギターで12弦ギターでした。(一般的なギターは6弦です。)6つの弦の下に,さらに細い弦がそれぞれ付いていて,6つの弦を押さえるときに一緒に押さえます。つまり,2弦ずつを一緒に押して音を出すという仕組みです。指の力が必要ですので,初心者にはかなり難しいです。でも,その音が何とも言えないシャリシャリ感があって,ギターの奏でる音の素晴らしさに一瞬で魅了されました。

 当時は,かぐや姫やNSP(知らないかなあ?),長渕剛さんなどの初期の頃の曲を練習していました。楽譜を簡単に買える身分ではなかったので,FMラジオから流れてくる彼らの曲を録音して,何度も何度も聞いて音を探っていました。いわゆる「耳コピ」です。そんなこんなですっかりギターにはまり,勉強どころではなくなり,よく親に叱られました。

 子供たちが解けなかった問題がすらすら解けるようになるのと同じように,難しい曲を何とかマスターするとうれしくてうれしくて,友達との会話もギターの話で弾みました。本校の子供たちと一緒に歌っている秦基博さんの「ひまわりの約束」も少しややこしいコード進行ですが,とても楽しい時間です。ギターを弾かれる方は,5カポFコードの始まりで試してみてください。

 今,学校に持ち込んでいるギターは,テイラー(TAYLOR)の314ceというギターです。個人的には,マーチンやギブソンギターよりも好きな音を奏でてくれます。今回は少し専門的な話になってしまいました。すみません。(文責:校長)


 

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