緊急ヘリポート

 本校の運動場は,患者を鹿児島市内の病院に緊急搬送しなければならないときのために,緊急ヘリポートとしての協力を依頼されています。 

 今週,緊急連絡があり,運動場がヘリポートと化しました。これまで勤務した学校でも経験していましたので,どんな様子かは理解していましたが,一刻も早く患者さんを病院に送り届けてほしいという思いで見守りました。

 学校への要請が入ると,校内放送が流れ,校舎の窓がすべて閉め切られます。ヘリコプターの離着陸による風圧で砂埃が侵入するのを防ぐためです。ほどなくして消防車がやってきます。砂埃の発生を最小限におさえるために,運動場に消防ホースで水がまかれます。

 警察署や安全協会の方々の協力もあります。緊急車両がスムーズに運動場に侵入できるように交通整理などを行います。消防放水が終了したのを見計らって,上空を旋回しているヘリコプターが着陸します。救急車の到着を待ち,到着後,ドクターによる患者さんの診察等が行われます。

 幸い,今回の患者さんは緊急搬送するまではないというドクターの判断で,近隣の病院に救急車で搬送されました。消防,警察,病院の役割がそれぞれ果たされ,尊い私たちの命が救われます。学校も「学校としての役割」をしっかり果たしてまいりたいと考えさせられます。(文責:校長)





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