病床のあなたに思いを馳せて

 春先に子供たち一人一人の心に蒔いた「人権のたね」,大きく生長していますか?

 本年度,本校は「人権の花運動」実施校になっていますが,豊かな心を育てる所期の目的は達成されつつあるでしょうか。校内には秋植えのヒマワリが開花し,美しい輝きを見せ始めています。

 先日の朝刊で,かつての同僚が,現在,闘病生活を送っていることを知りました。そのコラムには,自身の闘病生活を乗り越える決意や退院後に叶えたい夢,未来の姿などが綴られており,彼らしい力強い文章に敬服しながらも一日も早い快復を強く願いました。

 勇気を振り絞り,失礼かとは思いましたが病床の彼にメールを送りました。すぐに送り返されてきた返信には,今の闘病生活の様子が詳細に書かれていました。彼の感情に思いを馳せた私は,家族の目もはばからずに,大粒の涙を止めどなく流していました。

 「大丈夫,私は必ず復活しますから!」と彼らしい力強い言葉に,逆に私が勇気をもらいました。「神様は乗り越えられない試練は与えない」といいますが,私はその言葉をいつも信じています。ダメな私がまだ生かされているのですから,彼は必ずや快復し,私たちに笑顔を見せてくれると思っています。またいつの日にか,一緒に仕事ができることを願いながら・・・。(文責:校長)



 

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