11年の時が流れて

 2011年3月11日。未曽有の大震災が発生し,多くの犠牲者を出した「東日本大震災」のあの日から今日で11年の年月が流れました。当時勤務していた学校の職員室のテレビに映し出される目を疑うような光景は,今でも忘れられません。

 大きな津波が街を覆い,家や車,人々の尊い命が一瞬にして奪われました。津波の恐怖,大地震の恐怖,そして核燃料の恐怖を思い知らされました。

 当時,福島県の学校に通っていた6年生の家族が避難してきました。父親の仕事の関係で,福島に引っ越し,1年後の災難だったようです。卒業式を間近に控えていた子供さんの保護者から,「娘を一緒に卒業式に参加させていただけませんか。」との申し出があり,当時の校長先生が快諾し,特別な卒業式になったことを覚えています。

 あれから11年,人々は復興に向けて努力し,新たな街づくりを進めてきました。今なお,不便な生活を送っている方々もいらしゃいます。一日も早い,完全なる復興の日がくることを願ってやみません。(文責:校長)※写真は哀悼の意をささげる半旗



 

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