めだかの学校
本校の児童用玄関と理科準備室にある水槽では,かわいいメダカを育てています。 5年生理科の学習「魚のたんじょう」で,メダカを育て観察する単元があります。 魚には雌雄があり,生まれた卵は日がたつにつれて,中の様子が変化してかえることをとらえる学習です。
水槽の中をのぞいてみると,底砂や水草,ろ過フィルターが設置されています。 メダカが元気に育ち,卵がうまれる環境を整えています。 定期的な餌やりや水替えなどを続けて,充実した学習活動になるといいですね。
メダカを観ていると,こんなフレーズを思い出しました。 初任の頃,「どちらの学校があなたの理想とする学校ですか? 」と問われたことがあります。
♪ めだかの学校は川の中 だれが生徒か先生か だれが生徒か先生か
みんなで元気に遊んでる(「めだかの学校」)
一方・・・
♪ チイチイパッパ チイパッパ 雀の学校の先生は むちを振り振り
チイパッパ(「雀(すずめ)の学校」)
めだかの学校の歌詞からは,誰が生徒なのか,誰が先生なのか分からないぐらいに,子供たちが主体的にのびのびと学校生活を送っているととらえることができます。一方,雀の学校では,むちを持った先生が子供たちを厳しく指導し,子供たちが萎縮して学校生活を送っている様子が何となく目に浮かんでくようでもあります。
私たち大人があれこれ言わなくても,子供たちが自分たちでしっかり考え,正しく判断し,楽しく学校生活を送っている学校が理想とする学校ですね。※ 「めだかの学校」も「雀の学校」の歌詞も,どちらもかわいらしい歌詞であり,何ら悪意はありません。
(文責:校長)